1: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)09:55:11
「落ち着け…落ち着くんだ…」
汗を流すため軽く顔を洗い鏡の中の己と目を合わせる。
久し振りに遠出した帰りの電車は台風で運休。俺とカレンは近くにあったホテルに泊まることになった。
「何を恐れる?帰れないから保護者同伴でホテルに宿泊。当然だろ?野宿させる訳にいかない。」
自分に必死に言い聞かせ平静を保つ。
「学園に連絡もした。後はバスローブにでも着替えてお休みと言って寝るだけ。ベッドは2つ。簡単だ。」
トイレに座り込み目を瞑って心を落ち着かせているとカレンがノックして聞いてくる。
汗を流すため軽く顔を洗い鏡の中の己と目を合わせる。
久し振りに遠出した帰りの電車は台風で運休。俺とカレンは近くにあったホテルに泊まることになった。
「何を恐れる?帰れないから保護者同伴でホテルに宿泊。当然だろ?野宿させる訳にいかない。」
自分に必死に言い聞かせ平静を保つ。
「学園に連絡もした。後はバスローブにでも着替えてお休みと言って寝るだけ。ベッドは2つ。簡単だ。」
トイレに座り込み目を瞑って心を落ち着かせているとカレンがノックして聞いてくる。
2: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)09:55:35
「お兄ちゃーん?そっちにドライヤーとか置いてあったりするー?」
カレンの声を聞いて俺は急に恥ずかしくなった。雨でずぶ濡れの女の子をバスルームから締め出して俺は何をやってるんだ。
「ああ、ごめんごめん。今出るよ。ドライヤー、置いておくね。」
戸棚からドライヤーを取り出し洗面台の上に置くと一度深い呼吸をした後バスルームの扉を開ける。
するとそこには馴染みの白いシースルーのトップスを脱いで、薄いインナーの下から黒いブラを透かせたカレンチャンが立っていた。
俺は勢いよくバスルームの扉を閉めた。
カレンの声を聞いて俺は急に恥ずかしくなった。雨でずぶ濡れの女の子をバスルームから締め出して俺は何をやってるんだ。
「ああ、ごめんごめん。今出るよ。ドライヤー、置いておくね。」
戸棚からドライヤーを取り出し洗面台の上に置くと一度深い呼吸をした後バスルームの扉を開ける。
するとそこには馴染みの白いシースルーのトップスを脱いで、薄いインナーの下から黒いブラを透かせたカレンチャンが立っていた。
俺は勢いよくバスルームの扉を閉めた。
3: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)09:55:58
「わぁ、閉めちゃった。…そんな強く閉めなくてもいいのに。」
お兄ちゃんに聞こえないようにそっと呟く。
ホテルに泊まるしかないと分かった時からお兄ちゃんの様子はだいぶおかしかった。
部屋が一つしか空いてないとフロントさんが申し訳なさそうに言っていたのを思い出す。
心の中でガッツポーズした私とは裏腹にお兄ちゃんの横顔は汗まみれだった。
そしてお兄ちゃんは部屋に入るなりトイレがしたいと言ってすぐにバスルームに入っちゃっのだ。
出口が塞がると出られないのに。
お兄ちゃんに聞こえないようにそっと呟く。
ホテルに泊まるしかないと分かった時からお兄ちゃんの様子はだいぶおかしかった。
部屋が一つしか空いてないとフロントさんが申し訳なさそうに言っていたのを思い出す。
心の中でガッツポーズした私とは裏腹にお兄ちゃんの横顔は汗まみれだった。
そしてお兄ちゃんは部屋に入るなりトイレがしたいと言ってすぐにバスルームに入っちゃっのだ。
出口が塞がると出られないのに。
4: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)09:56:19
この姿を見せて警戒を強められるのは想定内だったけど、ここまでとは。
「お兄ちゃーん?どうかしたの?」
「あ…ああ…ごめん…!ちょっとまだお腹痛くて…ドライヤーだけ渡してもいいかな?」
「うん分かった」
数秒後、少しだけ開いた扉からドライヤーを持った手が現れた。
「もー乱暴な渡し方だよお兄ちゃん」
私はドライヤーを受け取る前にお兄ちゃんの手を見つめる。カレンの手よりもゴツゴツした男の人の手だ。
電車の運休。空き部屋一つ。スプリンターの血が告げる。ここを逃すと後は無い。
「お兄ちゃーん?どうかしたの?」
「あ…ああ…ごめん…!ちょっとまだお腹痛くて…ドライヤーだけ渡してもいいかな?」
「うん分かった」
数秒後、少しだけ開いた扉からドライヤーを持った手が現れた。
「もー乱暴な渡し方だよお兄ちゃん」
私はドライヤーを受け取る前にお兄ちゃんの手を見つめる。カレンの手よりもゴツゴツした男の人の手だ。
電車の運休。空き部屋一つ。スプリンターの血が告げる。ここを逃すと後は無い。
5: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)09:56:40
ドライヤーを手渡すとトイレの上に蹲って脳裏に焼き付くカレンの姿を必死にかき消す。
濡れた服は脱ぐに決まってる。そして着替えなんて持ってきてる訳ない。当然だろ。なぜ考慮できなかった。
閉じた両太股の根元で愚息が硬くなっていくのが情けない。手汗でまみれた手で心臓を抑え鼓動を必死に鎮めようと試みる。
「お兄ちゃーん?」
「な…なにー?」
「フェイスタオルとかそっちにないー?」
俺はフェイルタオルがホテルのバスルームに無いことを必死に祈りながら辺りを見渡し、残酷にも畳んで積み上げられたタオルを見つけてしまう。
濡れた服は脱ぐに決まってる。そして着替えなんて持ってきてる訳ない。当然だろ。なぜ考慮できなかった。
閉じた両太股の根元で愚息が硬くなっていくのが情けない。手汗でまみれた手で心臓を抑え鼓動を必死に鎮めようと試みる。
「お兄ちゃーん?」
「な…なにー?」
「フェイスタオルとかそっちにないー?」
俺はフェイルタオルがホテルのバスルームに無いことを必死に祈りながら辺りを見渡し、残酷にも畳んで積み上げられたタオルを見つけてしまう。
6: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)09:57:02
「い…今…渡すねー…」
タオルを一つ手に持ちもう一度少しだけ扉を開けタオルを手渡す。カレンが受け取ったと確認するまで手は引っ込められない。
返答を待っていると手の甲にむにゅっとした感覚があった。
深くは考えないようにした。
扉を閉めようとしたその瞬間、今度はカレンがこちら側へ手を差し込んできた。
「カレンの濡れた服そっちに掛けておいて欲しいな〜」
有無を言わさずカレンのもう片方の手も現れる。濡れた黒いタイツを手にして。
タオルを一つ手に持ちもう一度少しだけ扉を開けタオルを手渡す。カレンが受け取ったと確認するまで手は引っ込められない。
返答を待っていると手の甲にむにゅっとした感覚があった。
深くは考えないようにした。
扉を閉めようとしたその瞬間、今度はカレンがこちら側へ手を差し込んできた。
「カレンの濡れた服そっちに掛けておいて欲しいな〜」
有無を言わさずカレンのもう片方の手も現れる。濡れた黒いタイツを手にして。
7: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)09:57:28
掛けてあったバスタオルを除け俺は受け取ったタイツをバスタオルの掛けてあった場所に掛ける。そして手の方を振り返ると今度はあの白いトップスを持っていた。
それを受け取り干すと次は赤いスカート。その次は薄手のインナー。そしてその次にそれはやってきた。
「カレン…?」
思わず声が震える。汗は絶え間なく吹き出し脚から力が抜けていく。
視線の先、少し開いた扉の合間から伸びるその両手を交互に見つめる。紛れもなく、片方はブラジャー、もう片方はショーツを手にしていた。
「お兄ちゃん、受け取って?」
「カ…カレン…?」
いくら振り返っても脳内のカレンはこれ以上の服を着ていない。
おそらく、いや確実に扉の向こうでカレンは一糸まとわぬ姿だ。
それを受け取り干すと次は赤いスカート。その次は薄手のインナー。そしてその次にそれはやってきた。
「カレン…?」
思わず声が震える。汗は絶え間なく吹き出し脚から力が抜けていく。
視線の先、少し開いた扉の合間から伸びるその両手を交互に見つめる。紛れもなく、片方はブラジャー、もう片方はショーツを手にしていた。
「お兄ちゃん、受け取って?」
「カ…カレン…?」
いくら振り返っても脳内のカレンはこれ以上の服を着ていない。
おそらく、いや確実に扉の向こうでカレンは一糸まとわぬ姿だ。
8: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)09:57:45
「カレン…?…と…とりあえず…ここにバスローブがあるから……そ…それを着…」
「お兄ちゃん。」
「…な…なに…?」
「カレン。お風呂に入りたいかも」
「………」
「お兄ちゃん。扉、開けていい?」
「………」
「………」
「…なぁカレン………俺もさ…すごく汗かいたからさ…」
「………うん…」
「…一緒にお風呂…入ろうか…」
「………うん…♡」
俺は扉を開けた。
「お兄ちゃん。」
「…な…なに…?」
「カレン。お風呂に入りたいかも」
「………」
「お兄ちゃん。扉、開けていい?」
「………」
「………」
「…なぁカレン………俺もさ…すごく汗かいたからさ…」
「………うん…」
「…一緒にお風呂…入ろうか…」
「………うん…♡」
俺は扉を開けた。
9: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)10:03:25
えっ続きは?
10: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)10:03:35
途中で止めるな完結まで書け
11: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)10:06:08
早くしろ風邪をひいてしまう
12: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)10:06:55
もったいぶらずにあと5MB分くらい書いてほしい
32: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)10:15:56
ドア一枚向こうに全裸のカレンチャンが居るとか最高過ぎるだろ?
33: 名無しさん(仮) 2023/08/17(木)10:16:26
>>32
もうすぐドア一枚すら隔てなくなるぞ
もうすぐドア一枚すら隔てなくなるぞ