1: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:39:03
週明けからの仕事の準備に熱が入る事もある
ふとダイワスカーレットのトレーナーが視線を時計にやると1時
既に月曜になっていた事に苦笑し、伸びをする
最低でもシャワー位浴びてから寝るか
そう思い彼が振り向くと愛バがコタツで惰眠を貪っていた
「…………oh」
確かに夕方頃まで会話をしていたのは覚えている
だがまさかそのまま居座っているとは深くだった
「私がこのまま変形して寮まで送り届けますか?」
「いや、もうこの時間だ。対空トロフィーに撃ち落とされる危険がある」
「量産型風情には遅れはとりませんがね」
不貞腐れるコタツを宥め腕を組む
彼の言う通り変形し吶喊形態を取ればウマ娘寮への潜入は可能だろうが
さりとて無傷での期間はコタツ布団の損傷を招き春までの支障となる
このまま朝になれば結局は外泊の事実は免れまい
ふとダイワスカーレットのトレーナーが視線を時計にやると1時
既に月曜になっていた事に苦笑し、伸びをする
最低でもシャワー位浴びてから寝るか
そう思い彼が振り向くと愛バがコタツで惰眠を貪っていた
「…………oh」
確かに夕方頃まで会話をしていたのは覚えている
だがまさかそのまま居座っているとは深くだった
「私がこのまま変形して寮まで送り届けますか?」
「いや、もうこの時間だ。対空トロフィーに撃ち落とされる危険がある」
「量産型風情には遅れはとりませんがね」
不貞腐れるコタツを宥め腕を組む
彼の言う通り変形し吶喊形態を取ればウマ娘寮への潜入は可能だろうが
さりとて無傷での期間はコタツ布団の損傷を招き春までの支障となる
このまま朝になれば結局は外泊の事実は免れまい
2: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:39:14
『昨日はアタシ、アイツの家で朝チュンしちゃったのよ』
そう自慢気にウオッカに話す様が最早未来視できた
なるべくそれは避けつつ彼女を栗東寮へと返したい
今からダイワスカーレットを起こしても頑なに抵抗されるだろう
ならば、とトレーナーはコートを羽織りツテを頼る事にした
この時期ならば…とグラウンドに出向くと
果たして口から猛火を吐き出すナリタタイシン
そして印を結び火球の散弾で迎撃する彼女のトレーナーが見えた
「火遁・業火滅却!」
「火遁・弾幕鳳仙火!」
彼女達とは距離があったがその熱気が頬にまで伝わってくる
ぶつかりあった炎を抜け、今度は蹴りと拳の応酬を行うと
再び離れ互いにチャクラを練り術の発動タイミングを計る…
いずれにせよ割って入れる空気ではない
この分だと夜の鍛錬を行っているグラスワンダーの所も同じだろう
そう自慢気にウオッカに話す様が最早未来視できた
なるべくそれは避けつつ彼女を栗東寮へと返したい
今からダイワスカーレットを起こしても頑なに抵抗されるだろう
ならば、とトレーナーはコートを羽織りツテを頼る事にした
この時期ならば…とグラウンドに出向くと
果たして口から猛火を吐き出すナリタタイシン
そして印を結び火球の散弾で迎撃する彼女のトレーナーが見えた
「火遁・業火滅却!」
「火遁・弾幕鳳仙火!」
彼女達とは距離があったがその熱気が頬にまで伝わってくる
ぶつかりあった炎を抜け、今度は蹴りと拳の応酬を行うと
再び離れ互いにチャクラを練り術の発動タイミングを計る…
いずれにせよ割って入れる空気ではない
この分だと夜の鍛錬を行っているグラスワンダーの所も同じだろう
3: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:39:28
仕方なく彼は嘆息し校舎内へ入って行った
聞き耳をしながら暫くすると発見した人影に迫ると
可愛らしい悲鳴が上がり果たしてそこにはコート姿のフジキセキ
ビンゴ。そう思っていたダストレの首に恐ろしく早い手刀が飛ぶ
ちらりとフジキセキのトレーナーの姿が見えたが
崩れ落ちる彼は事情を説明する事ができなかった
…やがて毛布をかけられた彼が身を起こすが二人の姿は無い
恐らくはそのままお開きにしたか
或いはコースを変え、露出徘徊を続けている事だろう…
いずれにせよ改めて探している時間は無かった
にんじん大農園の方は先日大根型ウマ娘イーターが出没した影響で閉鎖中
となればシンコウウインディ達も不在にしている可能性が高い
痛む首を抑え、ダストレはそのまま校門前へと向かう
聞き耳をしながら暫くすると発見した人影に迫ると
可愛らしい悲鳴が上がり果たしてそこにはコート姿のフジキセキ
ビンゴ。そう思っていたダストレの首に恐ろしく早い手刀が飛ぶ
ちらりとフジキセキのトレーナーの姿が見えたが
崩れ落ちる彼は事情を説明する事ができなかった
…やがて毛布をかけられた彼が身を起こすが二人の姿は無い
恐らくはそのままお開きにしたか
或いはコースを変え、露出徘徊を続けている事だろう…
いずれにせよ改めて探している時間は無かった
にんじん大農園の方は先日大根型ウマ娘イーターが出没した影響で閉鎖中
となればシンコウウインディ達も不在にしている可能性が高い
痛む首を抑え、ダストレはそのまま校門前へと向かう
4: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:40:04
「お?何だ珍しいな」
出くわしたのはメジロマックイーン
そしてファインモーションのトレーナーだった
「お前ら二人がガン首揃えてる…って事はあれか」
「家系らしい」
「大変だな」
そう呟き――本来は片方自分の物だった…缶コーヒーを投げて渡す
「サンキュ」
「悪いな」
「いや。そっちも戻って来てからが大変だろ」
「まあな。SPの隊長さん達が店の前で張り込んでるからそろそろ戻るって来るさ」
「頑張れよ」
エールを送るとダストレは再び歩き出す
出くわしたのはメジロマックイーン
そしてファインモーションのトレーナーだった
「お前ら二人がガン首揃えてる…って事はあれか」
「家系らしい」
「大変だな」
そう呟き――本来は片方自分の物だった…缶コーヒーを投げて渡す
「サンキュ」
「悪いな」
「いや。そっちも戻って来てからが大変だろ」
「まあな。SPの隊長さん達が店の前で張り込んでるからそろそろ戻るって来るさ」
「頑張れよ」
エールを送るとダストレは再び歩き出す
5: 終 2024/01/22(月)01:41:02
その後サイレンススズカの、ダイイチルビーの、エアシャカールの
発光する七色野郎、ヴィブロスの、ヒシミラクルの、ナイスネイチャの
多くのトレーナーと遭遇したものの
それぞれやるべき事があり結局彼はトレーナー寮の自室に戻って来ていた
相変わらずダイワスカーレットといえば
すやすやと健やかな寝息を立て人の気も知らずに眠っている
彼は起こさぬよう彼女の身体をコタツから引っ張り出すと
そのまま寝室のベッドに寝かせ客用の毛布を取り出した
(まあ…殆どのウマ娘が外泊してるなら逆に大丈夫だろう)
そう結論づけ、コタツに挨拶して電源を切ると
ソファーで毛布を被りリビングの明かりを消した
もはや二時前である
些細な出来事に時間を浪費していてはトレーナー業はできないのだ。
発光する七色野郎、ヴィブロスの、ヒシミラクルの、ナイスネイチャの
多くのトレーナーと遭遇したものの
それぞれやるべき事があり結局彼はトレーナー寮の自室に戻って来ていた
相変わらずダイワスカーレットといえば
すやすやと健やかな寝息を立て人の気も知らずに眠っている
彼は起こさぬよう彼女の身体をコタツから引っ張り出すと
そのまま寝室のベッドに寝かせ客用の毛布を取り出した
(まあ…殆どのウマ娘が外泊してるなら逆に大丈夫だろう)
そう結論づけ、コタツに挨拶して電源を切ると
ソファーで毛布を被りリビングの明かりを消した
もはや二時前である
些細な出来事に時間を浪費していてはトレーナー業はできないのだ。
24: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:20:29
>>5
>発光する七色野郎
ここだけ情報過多
>発光する七色野郎
ここだけ情報過多
6: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:48:04
はやく
ねろ
ねろ
7: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:49:37
こたつ
こたつってなんだ
こたつってなんだ
8: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:49:41
突っ込みどころが多すぎる…!
9: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:52:15
なんで炬燵が自律思考してるの
17: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:03:55
>>9
「アレクサ。電気消して」
「はい」
「炬燵は7時頃付いて」
「はい」
「トロフィー。子守唄歌って」
「良いからはやく寝なさい早いんでしょ」
「アレクサ。電気消して」
「はい」
「炬燵は7時頃付いて」
「はい」
「トロフィー。子守唄歌って」
「良いからはやく寝なさい早いんでしょ」
11: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:54:10
些細な?些細かな?
12: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:55:21
まあこたつなら対空トロフィー程度どうとでもなるよな…
……????
……????
13: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)01:56:05
悪人は居ないけど皆正気ではない
14: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:00:48
奇人変人が多すぎる…
15: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:00:54
もう寝ようぜ……
16: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:01:12
フジキセキはもうだめだ
18: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:03:56
遭遇してもそれを流してるダストレも十分変
19: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:05:41
濃密な深夜の30分強だ
21: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:08:26
タイシンちゃんと服着てる?
22: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:09:36
どこからともなく警備ウマ娘の吹く呼子の音が聞こえる
23: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:11:32
うん…うん…?
25: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:33:49
「誘い込んだのですね、私を」
熱気に包まれ背後の炎に照らされるトレーナーさんの顔は
陰影がより深くついた分笑みを湛えているのが良く分かりました
手稽古で撃ち合っていた私は普段よりもその手数を増やし
それをいなすように移動していた彼をグラウンドに追い込んだ
そう考えていた私に突然火球が殺到したのです
熱を感じるよりも早く薙刀が閃き炎を両断できたのは染みついた修練の賜物…
タイシン先輩と彼女のトレーナーさんがここで試合っている
その事に気づいていた故に攻めの一手、私を試す為に誘っていたのです
「火竜薙ぎ。遂に会得したか」
「こんなもので驚かれては困ります」
冷静は装うものの成長を喜ぶ彼の言葉に胸が躍るのを隠し切れません
頬の染まり具合は炎の所為だと誤魔化すべきでしょう
「では更に驚かせてくれ、グラス」
ふっと 陽炎の様にトレーナーさんの姿が揺らめきそして消えていました
熱気に包まれ背後の炎に照らされるトレーナーさんの顔は
陰影がより深くついた分笑みを湛えているのが良く分かりました
手稽古で撃ち合っていた私は普段よりもその手数を増やし
それをいなすように移動していた彼をグラウンドに追い込んだ
そう考えていた私に突然火球が殺到したのです
熱を感じるよりも早く薙刀が閃き炎を両断できたのは染みついた修練の賜物…
タイシン先輩と彼女のトレーナーさんがここで試合っている
その事に気づいていた故に攻めの一手、私を試す為に誘っていたのです
「火竜薙ぎ。遂に会得したか」
「こんなもので驚かれては困ります」
冷静は装うものの成長を喜ぶ彼の言葉に胸が躍るのを隠し切れません
頬の染まり具合は炎の所為だと誤魔化すべきでしょう
「では更に驚かせてくれ、グラス」
ふっと 陽炎の様にトレーナーさんの姿が揺らめきそして消えていました
26: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:34:32
「っ!」
「ほう…!」
死角から現れ放った彼の突きをすんでの所で防ぎます
嬉しそうなトレーナーさんとは対照的に私にとってはギリギリでした
(反射ではなく、感じる…)
以前タイキ先輩のトレーナーさんに問いかけた事があります
何故反射で劣るはずのタイトレさんは、タイキ先輩にクイックドローで勝てるのか、と
彼は内緒だよ、と笑いながら教えてくれました
『そこに君達が居ると感じたなら、既に俺達は放っているんだ』と
「感じていますよ、トレーナーさん…確かに貴方をッ!」
白刃同士がぶつかり合い、動きを止めたトレーナーさん
気づけばその手には薙刀が両の手に握られていました
「何も二天一流は刀の為のものだけではないよ。グラス」
沸き起こったのは驚嘆よりも、悦び…
まだまだ今夜は眠らせて貰えない。気づいた私は深夜にも関わらず雄叫びを上げていたのです。
「ほう…!」
死角から現れ放った彼の突きをすんでの所で防ぎます
嬉しそうなトレーナーさんとは対照的に私にとってはギリギリでした
(反射ではなく、感じる…)
以前タイキ先輩のトレーナーさんに問いかけた事があります
何故反射で劣るはずのタイトレさんは、タイキ先輩にクイックドローで勝てるのか、と
彼は内緒だよ、と笑いながら教えてくれました
『そこに君達が居ると感じたなら、既に俺達は放っているんだ』と
「感じていますよ、トレーナーさん…確かに貴方をッ!」
白刃同士がぶつかり合い、動きを止めたトレーナーさん
気づけばその手には薙刀が両の手に握られていました
「何も二天一流は刀の為のものだけではないよ。グラス」
沸き起こったのは驚嘆よりも、悦び…
まだまだ今夜は眠らせて貰えない。気づいた私は深夜にも関わらず雄叫びを上げていたのです。
27: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:37:14
また死合ってる…
28: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)02:38:16
いいから
寝ろ!!
寝ろ!!
29: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)03:03:48
タイキトレもこいつ…
30: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)03:06:49
目線のトレーナー共は…
31: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)03:09:05
>>30
一部は担当の方が困ったちゃんじゃねえか!
具体的に言うと家系
一部は担当の方が困ったちゃんじゃねえか!
具体的に言うと家系
32: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)03:11:26
トレーナーあなた疲れてるのよ
33: 炬燵 2024/01/22(月)03:14:25
>>32
>トレーナーあなた疲れてるのよ
>トレーナーあなた疲れてるのよ
34: 美浦寮長 2024/01/22(月)03:28:03
門限は守ってもらいたいねえ
35: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)03:28:43
ウマ娘を導き育てるトレーナーが弱いはずがない
36: 名無しさん(仮) 2024/01/22(月)07:00:18
これダスカを連れて帰れるウマ娘探してみたけど見つからなくて諦めた感じか?