1: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)19:42:41
遺伝子的な相性が良いと匂いが好みだどうとかでウマ娘間が騒がしい
ちょっと良く分からないから、そんな理由で
盛り上がりを傍から見ていたジョーダンがスカーレットを見つけ歩み寄る
普段こういった喧噪の中央にいる事の多い彼女が頬杖をつき
そして同級生たちがきゃいきゃいと騒いでいるのを眺めているのは珍しい
「どしたん?おセンチ?」
「あ…ジョーダンさんどうも」
ジョーダンもまたスカーレットの隣に座り、視線の先を見る
そこではマヤノとテイオーが互いの匂いを嗅ぎ合い
そしてその光景を目前にしたデジタルが尊死昇天し黄泉路へ旅立っている
「いや。まあ…落ち込んでるとか、そういうのじゃないんですけど」
「うん」
「ジョーダンさんは、自分のトレーナーさんの事好きですか?」
「ぷぇ」
何気ない一言に間抜けな空気が口から洩れる
ちょっと良く分からないから、そんな理由で
盛り上がりを傍から見ていたジョーダンがスカーレットを見つけ歩み寄る
普段こういった喧噪の中央にいる事の多い彼女が頬杖をつき
そして同級生たちがきゃいきゃいと騒いでいるのを眺めているのは珍しい
「どしたん?おセンチ?」
「あ…ジョーダンさんどうも」
ジョーダンもまたスカーレットの隣に座り、視線の先を見る
そこではマヤノとテイオーが互いの匂いを嗅ぎ合い
そしてその光景を目前にしたデジタルが尊死昇天し黄泉路へ旅立っている
「いや。まあ…落ち込んでるとか、そういうのじゃないんですけど」
「うん」
「ジョーダンさんは、自分のトレーナーさんの事好きですか?」
「ぷぇ」
何気ない一言に間抜けな空気が口から洩れる
2: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)19:42:53
「ちょ、それは…どの程度の意味合いで?」
「ああ。じゃあ量とかでいいんですけど」
「じゃ、デカ盛りで」
「デカ盛りですか。アタシもそうなんです」
事もなげに後輩は言い放つ。早くなった鼓動を整えていると
再びスカーレットが口を開いた
「アタシもアイツ…トレーナーの事は好きなんです
だからほら。遺伝子的にも相性が良いならそれは嬉しいんですよね
それは分かるけど、皆に水を差したい訳じゃないけど、何か違うんです」
「それあたしにも分かる話?」
「多分。その…アタシ、実は選抜レースでウオッカに負けてるんですよ」
「ああ…」
確かそんな事もあった。引く手数多だった彼女だったが
ウオッカに敗れて激昂している姿を見てスカウトしようとしたトレーナー達は
彼女から一線を退いたのだと覚えている
「ああ。じゃあ量とかでいいんですけど」
「じゃ、デカ盛りで」
「デカ盛りですか。アタシもそうなんです」
事もなげに後輩は言い放つ。早くなった鼓動を整えていると
再びスカーレットが口を開いた
「アタシもアイツ…トレーナーの事は好きなんです
だからほら。遺伝子的にも相性が良いならそれは嬉しいんですよね
それは分かるけど、皆に水を差したい訳じゃないけど、何か違うんです」
「それあたしにも分かる話?」
「多分。その…アタシ、実は選抜レースでウオッカに負けてるんですよ」
「ああ…」
確かそんな事もあった。引く手数多だった彼女だったが
ウオッカに敗れて激昂している姿を見てスカウトしようとしたトレーナー達は
彼女から一線を退いたのだと覚えている
3: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)19:43:10
「その時、ウオッカじゃなくてアタシの所に来たのがアイツで…
詳細は恥ずかしいから飛ばしますけど、それで良いな。って思ったんです」
「うん」
(あ、あーしでも分かるわ)
「それは、遺伝子の相性が良いからじゃない」
宣言の様にスカーレットが言い放つ。
「自分の中で生まれた感情が実は遺伝子で最初から決まってたとか
そういうの嫌じゃないですか。別に相性が悪くてもいいんです
匂いが好みじゃなかったら、好きになって貰う努力したいし
相手の匂いが苦手なら好きになる為何かしたい
何かそれでちょっとモヤモヤしてて…ごめんなさい急に変な事言って」
「あー。いやいいよいいよ。多分似たような事考えてたから」
自分のトレーナーは教えるのが上手く、頭が良い
大して自分は物覚えが悪い方だ。ならば相性が悪いのか?
つり合いが取れていないのではないか。ジョーダンもそんな事を考えていた
詳細は恥ずかしいから飛ばしますけど、それで良いな。って思ったんです」
「うん」
(あ、あーしでも分かるわ)
「それは、遺伝子の相性が良いからじゃない」
宣言の様にスカーレットが言い放つ。
「自分の中で生まれた感情が実は遺伝子で最初から決まってたとか
そういうの嫌じゃないですか。別に相性が悪くてもいいんです
匂いが好みじゃなかったら、好きになって貰う努力したいし
相手の匂いが苦手なら好きになる為何かしたい
何かそれでちょっとモヤモヤしてて…ごめんなさい急に変な事言って」
「あー。いやいいよいいよ。多分似たような事考えてたから」
自分のトレーナーは教えるのが上手く、頭が良い
大して自分は物覚えが悪い方だ。ならば相性が悪いのか?
つり合いが取れていないのではないか。ジョーダンもそんな事を考えていた
4: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)19:43:25
それが改めて自分の中で言語化出来たのは喜ぶべきだろう
―凄いじゃないかジョーダン
そんな空耳が聞こえた気がした
「遺伝子とか気にせず、感情をぶつけて…
そしてお互いの遺伝子を混ぜ混ぜしたい。やっぱりこれですよね」
「最後の最後台無しじゃね?」翌日。通りかかったジョーダンの前でスカーレットの上半身は埋まっていた
どうやら匂いを嗅がせようとしてトレーナーに迎撃されたらしい
(遺伝子に刷り込まれたものじゃなく、自分の内から出たもの、ね)
「どうしたジョーダン?」
「あたしもあれ位やった方が良さげかなって」
―凄いじゃないかジョーダン
そんな空耳が聞こえた気がした
「遺伝子とか気にせず、感情をぶつけて…
そしてお互いの遺伝子を混ぜ混ぜしたい。やっぱりこれですよね」
「最後の最後台無しじゃね?」翌日。通りかかったジョーダンの前でスカーレットの上半身は埋まっていた
どうやら匂いを嗅がせようとしてトレーナーに迎撃されたらしい
(遺伝子に刷り込まれたものじゃなく、自分の内から出たもの、ね)
「どうしたジョーダン?」
「あたしもあれ位やった方が良さげかなって」
5: オワリ 2022/11/09(水)19:43:36
そしてジョーダンは保健室へと連れ込まれた。
11: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:00:46
>>4
>そしてお互いの遺伝子を混ぜ混ぜしたい。やっぱりこれですよね」
そういうとこだぞ!
>そしてお互いの遺伝子を混ぜ混ぜしたい。やっぱりこれですよね」
そういうとこだぞ!
12: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:11:09
>>11
出来れば10回…いや15回くらい混ぜ混ぜしたい!!!!
やっぱりこれですよね
出来れば10回…いや15回くらい混ぜ混ぜしたい!!!!
やっぱりこれですよね
20: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:28:46
>>12
1日でそれはどうだと思うぞスカーレット
1日でそれはどうだと思うぞスカーレット
16: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:24:37
>>4
>「最後の最後台無しじゃね?」
本当だよ
>「最後の最後台無しじゃね?」
本当だよ
14: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:20:18
>>5
ダスカならともかくジョーダンならこれトレーナー掛かった風にも取れなくない?
ジョートレはそんな事しねぇ〜
して欲しい〜
ダスカならともかくジョーダンならこれトレーナー掛かった風にも取れなくない?
ジョートレはそんな事しねぇ〜
して欲しい〜
6: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)19:45:11
またスカーレットが埋まっとる
7: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)19:46:17
攻める姿勢は大事だけどベクトルがダメじゃねえか
8: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)19:46:52
ウワッ…なにやってんだアイツ…
9: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)19:47:30
目線ダスカ…?
目線ダスカだったわ
目線ダスカだったわ
10: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)19:53:08
好きの理由付けって難しいよね
むしろ理由つけたくないまである
感情は下手に言語化したくはない
むしろ理由つけたくないまである
感情は下手に言語化したくはない
13: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:11:46
途中まではスゲェ良いこと言ってると思ったんだけどな…
15: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:20:47
スカーレットはこういう事考えそうではある
17: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:24:45
運命論も良し悪しっていうのはすごく分かる
地面に埋まるこれが分からない
地面に埋まるこれが分からない
18: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:25:21
ダスカだと思ったらジョーダンの怪文書だった
19: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)20:27:16
いい話だったのにさぁ…