1: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:32:43
爽やかな夏の朝。合宿所の洗面台でメイクをしていると、後輩ちゃんたちの甲高い叫び声が聞こえてくる。きっとトレーナー君が目を覚まして部屋から出たのに違いない。次に、ドタバタという誰かが床を走る音。だんだんとこちらに近づいていた。つまり、あたしの作戦は大成功ってワケ。
「マルゼンスキー! これは君がやったのか!?」
トレーナー君はキスマークだらけの顔を指差して叫ぶ。
「いやん。バレちゃった?」
「バレたもなにも……どういうことなんだこれ」
「あたしの愛のア・カ・シ……こういうのって他の娘にアピールしとかなきゃじゃない?」
「それにしたってめちゃくちゃだぁ……ちょっと洗面所借りていいかい?」
そう言うとトレーナー君は蛇口をひねって勢いよく水を出した。バシャバシャと顔を水で流す。残念。いくつかは口紅でつけたフェイクだけど、他はあたしのほとばしるくらいの情熱を込めたアツいキッスでつけたホンモノ……吸引性皮下出血だっけ? そんな雰囲気台無しな名前もついてた気がするケド。水で流せないわよ。あたしの印は。
「マルゼンスキー! これは君がやったのか!?」
トレーナー君はキスマークだらけの顔を指差して叫ぶ。
「いやん。バレちゃった?」
「バレたもなにも……どういうことなんだこれ」
「あたしの愛のア・カ・シ……こういうのって他の娘にアピールしとかなきゃじゃない?」
「それにしたってめちゃくちゃだぁ……ちょっと洗面所借りていいかい?」
そう言うとトレーナー君は蛇口をひねって勢いよく水を出した。バシャバシャと顔を水で流す。残念。いくつかは口紅でつけたフェイクだけど、他はあたしのほとばしるくらいの情熱を込めたアツいキッスでつけたホンモノ……吸引性皮下出血だっけ? そんな雰囲気台無しな名前もついてた気がするケド。水で流せないわよ。あたしの印は。
2: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:33:03
「この跡どうすればいいんだ……」
「結構強く吸っちゃったから、しばらく残っちゃうかも。お姉さん、ちょっとやり過ぎちゃった」
トレーナー君はため息をついて部屋に敷きっぱなしの布団にへたり込む。
「なんでこんなことを?」
「さっきも言ったじゃない。他の娘がトレーナー君を好きになっちゃわないようにっていうのと、トレーナー君が他の娘に目移りしちゃわないように」
本当のこと言うと、途中でトレーナー君が目を覚ましてそのまま真夏のメイク・ラブ……っていうのが目的だったんだけど。あまりにもぐっすり眠ったままだったから、跡だけ残して部屋に戻った。お疲れみたいだったしね。
「一応表には出さないって付き合い始めた時に決めたじゃないか」
「メンゴメンゴ! でもしょうがないじゃない。乙女心はフクザツなのよ」
「そんなに俺が信用できない? 浮気するようなやつだって思われてるのかな」
「そんなことないわよ! ただ……寂しかったの。合宿だと一緒に寝れないから」
うーん、やっぱり困らせちゃった。でも、しょうがないわよね。トレーナー君が魅力的すぎるのが悪いんだもの。
「結構強く吸っちゃったから、しばらく残っちゃうかも。お姉さん、ちょっとやり過ぎちゃった」
トレーナー君はため息をついて部屋に敷きっぱなしの布団にへたり込む。
「なんでこんなことを?」
「さっきも言ったじゃない。他の娘がトレーナー君を好きになっちゃわないようにっていうのと、トレーナー君が他の娘に目移りしちゃわないように」
本当のこと言うと、途中でトレーナー君が目を覚ましてそのまま真夏のメイク・ラブ……っていうのが目的だったんだけど。あまりにもぐっすり眠ったままだったから、跡だけ残して部屋に戻った。お疲れみたいだったしね。
「一応表には出さないって付き合い始めた時に決めたじゃないか」
「メンゴメンゴ! でもしょうがないじゃない。乙女心はフクザツなのよ」
「そんなに俺が信用できない? 浮気するようなやつだって思われてるのかな」
「そんなことないわよ! ただ……寂しかったの。合宿だと一緒に寝れないから」
うーん、やっぱり困らせちゃった。でも、しょうがないわよね。トレーナー君が魅力的すぎるのが悪いんだもの。
3: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:33:57
「とにかく! このまま外に出る訳にはいかないからなんとかしないと」
「じゃああたしがファンデーション塗ったげる。ほら、こっちいらっしゃい」
まぁ、たまにはこんなロマンスもいいわよね。いつも隠してばっかりじゃ満たされないもの。
トレーナー君のキスマークを一応は隠し終えたその時、扉を叩く音。
「マルゼンスキー。君とトレーナーのことだが……」
やっぱり、ルドルフが来ちゃった。話の内容は分かりきっている。一応、お堅いウマ娘でないといけないものね。
「じゃああたしがファンデーション塗ったげる。ほら、こっちいらっしゃい」
まぁ、たまにはこんなロマンスもいいわよね。いつも隠してばっかりじゃ満たされないもの。
トレーナー君のキスマークを一応は隠し終えたその時、扉を叩く音。
「マルゼンスキー。君とトレーナーのことだが……」
やっぱり、ルドルフが来ちゃった。話の内容は分かりきっている。一応、お堅いウマ娘でないといけないものね。
4: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:34:13
「トレーナー君のキスマークのことなら問題ナッシング! たった今隠したから。あと、トレーナー君の部屋に侵入したことを責めるんだったら、あたしもルドルフが見回りっていうテイでルドルフのトレーナーと逢引してたこと、言っちゃうわよ」
「あぁ、心配しなくても大事にするつもりはないよ。君の言う通り、私もあまり人のことを言える立場ではないからな。ただ……やはり少し目立たぬように、と言いたくてね」
「分かってるわよー。昨晩はちょっと抑えられなくなっちゃっただけだから。今日からはちゃんとトレーナー君も相手してくれるから。でしょ?」
「今度はちゃんと事前に言ってくれよ……」
「ほら。だから、この問題は解決ね! 早く練習に行きましょ!」
トレーナー君が大きなため息をついて頭を抱えた。しょうがないじゃない。ウマ娘の独占欲は、怖いんだゾ。
今夜こそ寝かせない……そう思って、トレーナー君と一緒にビーチへと駆け出したのでした。
「あぁ、心配しなくても大事にするつもりはないよ。君の言う通り、私もあまり人のことを言える立場ではないからな。ただ……やはり少し目立たぬように、と言いたくてね」
「分かってるわよー。昨晩はちょっと抑えられなくなっちゃっただけだから。今日からはちゃんとトレーナー君も相手してくれるから。でしょ?」
「今度はちゃんと事前に言ってくれよ……」
「ほら。だから、この問題は解決ね! 早く練習に行きましょ!」
トレーナー君が大きなため息をついて頭を抱えた。しょうがないじゃない。ウマ娘の独占欲は、怖いんだゾ。
今夜こそ寝かせない……そう思って、トレーナー君と一緒にビーチへと駆け出したのでした。
5: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:35:24
起きたらキスマークだらけのトレーナー概念を受信したので書きました
オトナの女は違うなぁ
オトナの女は違うなぁ
6: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:43:34
困った強すぎる…
7: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:44:36
カイチョー…?
9: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:46:10
これが大人の恋愛テクなんですね…!
メモメモ…
メモメモ…
10: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:49:12
ウマ娘二人はいいけどトレーナー二人はオワリじゃない?
11: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:53:13
>>10
ルドトレは激マブ以外にはバレてないからオワったのはマブトレだけだぞ
ルドトレは激マブ以外にはバレてないからオワったのはマブトレだけだぞ
12: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:54:20
この世界は推せるペアが在学中いちゃついててもウマイネ貰えるだけだから誰もオワってないぞ
13: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)00:56:08
激マブとカイチョーなら年齢的には大丈夫だろう…多分
16: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)01:00:00
マルゼン×マルトレとかルドルフ×ルドトレとか推されまくってるだろうしな…
17: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)01:01:16
そのトレーナー二人も今後の人生で独身過ごしたり新しい人と出会う可能性や自由は終わったかもしれないけど
今現在担当のこと嫌いなの?って聞いたら絶対大好きって答えるので問題ないね
現在の相手に固定固着されて未来の可能性がなくなっただけ
今現在担当のこと嫌いなの?って聞いたら絶対大好きって答えるので問題ないね
現在の相手に固定固着されて未来の可能性がなくなっただけ
18: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)01:02:30
>>17
ほっといたらこうなる可能性もゼロじゃないのでキスマークで確定させておくのは大事
ほっといたらこうなる可能性もゼロじゃないのでキスマークで確定させておくのは大事
20: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)01:07:19
マブトレは余裕のある優男ってイメージだしそもそも人気のある激マブのトレーナーだからモテるだろうしなぁ
22: 名無しさん(仮) 2023/09/03(日)01:24:29
合宿所はラブホじゃねーんだぞ!?