1: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)16:59:47 0
『ドンドンドン!』『ドンドンドン!』『ドンドンドンドンドンドンドン!!』
……今日はやけに怪奇現象が多い。マンハッタンカフェの担当をしてから怪奇現象に遭遇することも増え、その結果慣れてしまったのだけれども……どうしようかと困っていたところに、担当のマンハッタンカフェがやってきた。
「……トレーナーさん。落ち着いて聞いてください。トレーナーさんは今、とても厄介なモノに目をつけられてしまったようです」
目を伏せがちにそう伝えてくれるカフェ。先程から目を合わせてもらえていないのも、それだけ大変な事態が起きていることの証左なのだろう。
「わかった、何をすればいい?」「安心してください……私が、守りますから……なのでまずは安全な場所へ避難しましょう」
……今日はやけに怪奇現象が多い。マンハッタンカフェの担当をしてから怪奇現象に遭遇することも増え、その結果慣れてしまったのだけれども……どうしようかと困っていたところに、担当のマンハッタンカフェがやってきた。
「……トレーナーさん。落ち着いて聞いてください。トレーナーさんは今、とても厄介なモノに目をつけられてしまったようです」
目を伏せがちにそう伝えてくれるカフェ。先程から目を合わせてもらえていないのも、それだけ大変な事態が起きていることの証左なのだろう。
「わかった、何をすればいい?」「安心してください……私が、守りますから……なのでまずは安全な場所へ避難しましょう」
2: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:00:48 0
――そうして、俺とマンハッタンカフェはタキオンと共有しているカフェの私室に連れてこられる。いまはどうやらタキオンはいないらしい。とりあえずカフェのお気に入りのソファに二人して座る。
「タキオンさんは……この時間はデータ取りに行っているみたいですね。……はい、これでひとまず安心だと、思います」
なるほど、っとホッとしていると……。
『ドンドンドン!!』「ひいっ!?」「……安心してください、外から扉を叩いてるだけです。アレはこの部屋には入ってこれません」
そっかなら安心だね、とほっと言葉を漏らす……。の、だが。
『ドンドンドン!!』『ドンドンドン!!』『ゔゔぁああああ!!!』
「まって、これホントに大丈夫……?」「……怖いですか……? 大丈夫です、私がいるので……私があなたを守ります」
彼女の頼もしい言葉にひとまず安心する。
「……だから、トレーナーさん。できる限り身体を密着させましょう」「……それが、必要なのか……?」「…………ええ、あなたを守る為に必要です……」
そう言って、マンハッタンカフェはソファに座りながらこちらを抱きしめる。
「タキオンさんは……この時間はデータ取りに行っているみたいですね。……はい、これでひとまず安心だと、思います」
なるほど、っとホッとしていると……。
『ドンドンドン!!』「ひいっ!?」「……安心してください、外から扉を叩いてるだけです。アレはこの部屋には入ってこれません」
そっかなら安心だね、とほっと言葉を漏らす……。の、だが。
『ドンドンドン!!』『ドンドンドン!!』『ゔゔぁああああ!!!』
「まって、これホントに大丈夫……?」「……怖いですか……? 大丈夫です、私がいるので……私があなたを守ります」
彼女の頼もしい言葉にひとまず安心する。
「……だから、トレーナーさん。できる限り身体を密着させましょう」「……それが、必要なのか……?」「…………ええ、あなたを守る為に必要です……」
そう言って、マンハッタンカフェはソファに座りながらこちらを抱きしめる。
3: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:02:42 0
「ぎゅう……♡」「……これなら、そのヤバいやつもどうにかなるの……?」「…………♡♡ ……? ……えっあ、はい……そうです」
そういえば、カフェと抱きついてから、怪奇現象がピタリと止んだ。きっと、彼女と抱きしめ合っているおかげなのだろう。
「……なあ、これ、いつまでやってればいいんだ……? 今回は仕方ないとしても、こういうのは立場上良くないし……」「……♡ ……あ、そうですね……アレが諦めてくれるまで……ですかね……?」「そっか……」
先程とは打って変わって、静かになったカフェの私室で、俺たちは抱きしめ合う。カフェは持ち前の霊能力であの怪異と対抗しているからだろうか……抱きしめながらもたまにボーっとしてるようだ。
「…………♡♪」
暫し二人で、静寂の中で抱きしめ合っていた……のだが、その静寂を突然破る者が現れた。
「おーいカフェ!! ちょっと頼みがあるんだけ――」『ゔぉぉおお!!!!』『バンっ!! バンっ!! バンっ!!』
「!? ぎゃぁーーっ!! オバケーーっ!!」
ジャングルポケットが、やってきたと思ったら、怪異の猛攻により一目散に逃げていってしまった……。
そういえば、カフェと抱きついてから、怪奇現象がピタリと止んだ。きっと、彼女と抱きしめ合っているおかげなのだろう。
「……なあ、これ、いつまでやってればいいんだ……? 今回は仕方ないとしても、こういうのは立場上良くないし……」「……♡ ……あ、そうですね……アレが諦めてくれるまで……ですかね……?」「そっか……」
先程とは打って変わって、静かになったカフェの私室で、俺たちは抱きしめ合う。カフェは持ち前の霊能力であの怪異と対抗しているからだろうか……抱きしめながらもたまにボーっとしてるようだ。
「…………♡♪」
暫し二人で、静寂の中で抱きしめ合っていた……のだが、その静寂を突然破る者が現れた。
「おーいカフェ!! ちょっと頼みがあるんだけ――」『ゔぉぉおお!!!!』『バンっ!! バンっ!! バンっ!!』
「!? ぎゃぁーーっ!! オバケーーっ!!」
ジャングルポケットが、やってきたと思ったら、怪異の猛攻により一目散に逃げていってしまった……。
4: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:04:07 0
「……あの、これ大丈夫なの……? ジャングルポケット、君になにか用があったみたいだけど……」「…………問題ありません」「えっ?」「…………あれは、ドッペルゲンガーです。ポッケさんのドッペルゲンガーでした」
……彼女が言うのなら、そうなのだろう。あれもこの怪異のひとつなのだろうか……?
「……そんなことより、続きを……♡」「あ、ああ……そうだな……それじゃあ、ぎゅ……――」
「――いやあ!! 良いデータが取れたねぇ!!」
『ボオッ!!!』「うわぁぁっ!!? 私のデータが燃えたっ!!!??」
またも急な来訪者、この部屋の主のアグネスタキオンがやってきた……のだが、謎の発火現象によりタキオンの抱えていたデータが燃えた……。
「あ、ああ……私のデータが……もう一度……測定しなければ……」
とぼとぼと、哀愁を漂わせて帰っていくタキオン。いくらなんでも可哀想に思えてきたのだが……。
「……大丈夫です、あれもタキオンさんのドッペルゲンガーですので。本人ではないです」
可哀想なアグネスタキオンは存在しなかったんだ。
「…………これでもう誰にも邪魔されないですよね……」
……彼女が言うのなら、そうなのだろう。あれもこの怪異のひとつなのだろうか……?
「……そんなことより、続きを……♡」「あ、ああ……そうだな……それじゃあ、ぎゅ……――」
「――いやあ!! 良いデータが取れたねぇ!!」
『ボオッ!!!』「うわぁぁっ!!? 私のデータが燃えたっ!!!??」
またも急な来訪者、この部屋の主のアグネスタキオンがやってきた……のだが、謎の発火現象によりタキオンの抱えていたデータが燃えた……。
「あ、ああ……私のデータが……もう一度……測定しなければ……」
とぼとぼと、哀愁を漂わせて帰っていくタキオン。いくらなんでも可哀想に思えてきたのだが……。
「……大丈夫です、あれもタキオンさんのドッペルゲンガーですので。本人ではないです」
可哀想なアグネスタキオンは存在しなかったんだ。
「…………これでもう誰にも邪魔されないですよね……」
5: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:05:41 0
「……さ、抱きしめてください……♡ トレーナーさん……♪」「わかったよ」
どこか嬉しそうなマンハッタンカフェを抱きしめようとした、そのとき――。
どこか嬉しそうなマンハッタンカフェを抱きしめようとした、そのとき――。
『ドンッ』
不意に背後から強い力で押されてカフェを抱きしめたままその勢いで押し倒してしまった。
「…………っ♡♡」「す、すまんカフェ……! 今どくから……!」「い、いえ……どうかこのまま……こちらの方が魔除けの効果が高そうですし……♡」「そ、そうか……で、でもこれは流石に不味いんじゃ――」
担当とトレーナーの立場上、非常に不味い状態であるのには間違えない。こんな姿を誰かに見られたら……と思った矢先に、部屋の入口には――。
「――タキオンちゃん? 頼みたいことがあるって言ってたけど、なー……に……? えっ……?」
――ダンツフレームが立っていた。
「ご、ごごごご!! ごめんなさいっ!! 失礼しましたぁぁ!!!」
そして、顔を真っ赤にして去ってしまった……。やってしまった……見られてしまった……絶対に色々勘違いしちゃってるよね……?
どうしよう……。
「ご安心ください。さっきのダンツさんも、おそらくドッペルゲンガーです」
6: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:06:14 0
「……いや、さっきからドッペルゲンガーやけに多くない!?」
彼女は本当にドッペルゲンガーだったのか、カフェの言葉を信じるほかない。どうか、あのダンツがドッペルゲンガーでありますように……。
そう祈りながら、俺はマンハッタンカフェと深く深く抱きしめ合うのだった……。
彼女は本当にドッペルゲンガーだったのか、カフェの言葉を信じるほかない。どうか、あのダンツがドッペルゲンガーでありますように……。
そう祈りながら、俺はマンハッタンカフェと深く深く抱きしめ合うのだった……。
「…………ふふっ、幸せです……♡」
『👻👍』
7: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:06:56 0
タキオンかわうそ…
8: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:07:45 0
いやしカフェ
9: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:07:50 0
おわり
お友だち全面協力だね
お友だち全面協力だね
10: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:13:07 0
ダンツには酷いことできないのな
11: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:13:11 0
変なプレイに付き合わされたねぇ
12: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:13:30 0
そりゃダンツはタキオン叱れるからな
13: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:17:43 0
もしかしてその怪異とは特定の人物の依頼により
15: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:27:48 0
>いやしいカフェ
16: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)17:47:36 0
何も悪いことしてないのにお化けに脅かされたポッケかわいそ…
17: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)18:04:54 0
>>16
私も可哀想だと思わないのかねぇ
私も可哀想だと思わないのかねぇ
19: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)18:16:42 0
カ
フ
ェ
は
む
っ
つ
り
フ
ェ
は
む
っ
つ
り
20: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)18:21:58 0
レポートが燃えたねぇ…次回が遠のくねぇ
22: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)18:33:57 0
>>20
予定通りに書き上げるんだ
予定通りに書き上げるんだ
27: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)18:36:57 0
本当に危害を加えるようなのを呼ぶとは思えないのでドンドンも全部お友達が奔走してると思うと涙ぐましいですね
35: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)18:47:38 0
>>27
なんなら最初は三三七拍子だぞ
なんなら最初は三三七拍子だぞ
30: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)18:40:23 0
古来より悪霊は人の陽の気に弱く陽の気とは生命を生み出すエネルギーであるため想い合う男女が抱き締め合うのが有効なのは疑う余地もなく…
31: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)18:40:59 0
抱き合うを越えて一つになったらどうなってしまうんだ
33: 名無しさん(仮) 2025/02/25(火)18:42:46 0
ポッケだぜ
同期がなんだか一足飛びに大人の階段登りそうだぜ
ポッケだぜ
同期がなんだか一足飛びに大人の階段登りそうだぜ
ポッケだぜ