1: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)02:29:04
「風の噂に聞いたんだけど」
「うん?」
「アタシ達、別のスポーツをするかもしれないんですって」
突拍子の無い事をダイワスカーレットが言い出すのは普段通りだが
確かにそんな総合スポーツ大会の話をトレーナーも耳にしていた
だが実際どうなのだろうか。トレセン学園は
あくまで生徒達が鎬を削り合い、走り競う事を目的とする場であり
自分達トレーナーはウマ娘の走りを、夢を助ける為に居る
もしそれが現実になったとして果たして何処までサポートが出来るのだろう
「もしもの時は俺もやれるだけやるがお前マルチタスク苦手だもんな」
「失礼ね、これでも走る事以外色々取り組んでるのよ」
「ほう?例えば」
「恋とか」
「ああ、奇遇だな。俺もだ」
スポーツじゃ無いだろうとかそんな茶化される事を想像していたが
「うん?」
「アタシ達、別のスポーツをするかもしれないんですって」
突拍子の無い事をダイワスカーレットが言い出すのは普段通りだが
確かにそんな総合スポーツ大会の話をトレーナーも耳にしていた
だが実際どうなのだろうか。トレセン学園は
あくまで生徒達が鎬を削り合い、走り競う事を目的とする場であり
自分達トレーナーはウマ娘の走りを、夢を助ける為に居る
もしそれが現実になったとして果たして何処までサポートが出来るのだろう
「もしもの時は俺もやれるだけやるがお前マルチタスク苦手だもんな」
「失礼ね、これでも走る事以外色々取り組んでるのよ」
「ほう?例えば」
「恋とか」
「ああ、奇遇だな。俺もだ」
スポーツじゃ無いだろうとかそんな茶化される事を想像していたが
2: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)02:29:16
殊の外ストレートにトレーナーは返事を返して来た
恋。そうだ、恋である。好きな奴がいる
もしかしたら彼にとってはこれがもう何度目かのそれかもしれないが
少なくともダイワスカーレットにとってはこれが最初で最後で
そのままどちらかが居なくなるまではずっと続くものかもしれない
「何なのかしらね。恋って。少なくとも勝負じゃないでしょ」
「競争するものではないからな。まあスポーツと似ている部分もある
モチベーションも必要だし、目標も計画もあるだろう」
「恋とは人生である?」
「はは。そこまで御大層な事は言うつもりは無いが…」
デスクから彼女へと振り向きトレーナーはダイワスカーレットへ視線を合わせる
「ずっとしててくれると良いんじゃないか
言うだろ?恋は女の子を綺麗にするって…
だったらスカーレットがそうなるにこした事は無いからな」
「アンタ次第ね」
恋。そうだ、恋である。好きな奴がいる
もしかしたら彼にとってはこれがもう何度目かのそれかもしれないが
少なくともダイワスカーレットにとってはこれが最初で最後で
そのままどちらかが居なくなるまではずっと続くものかもしれない
「何なのかしらね。恋って。少なくとも勝負じゃないでしょ」
「競争するものではないからな。まあスポーツと似ている部分もある
モチベーションも必要だし、目標も計画もあるだろう」
「恋とは人生である?」
「はは。そこまで御大層な事は言うつもりは無いが…」
デスクから彼女へと振り向きトレーナーはダイワスカーレットへ視線を合わせる
「ずっとしててくれると良いんじゃないか
言うだろ?恋は女の子を綺麗にするって…
だったらスカーレットがそうなるにこした事は無いからな」
「アンタ次第ね」
3: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)02:29:36
ああ、何だ。だったらアタシはお婆ちゃんになってからも
ずっと綺麗でいるのかもしれない
胸の奥が急速にくすぐったくなっていくのを感じながらニヤリと笑う
それに微笑み返しトレーナーがスカーレットの側に近づく
「他にも、してる事あるだろ…?」
「え?何かしら…」
とっとっと早鐘の様に脈打ちだした胸を抑える彼女の手をそっと握り
トレーナーはその指先についたものを凝視する
「不法侵入。夜更かし、夜食。盗み食い…
こんな時間にスナック菓子をパクパクモンスターしやがって…」
「チ…ィッ!」
バッ、と彼の手を振り解いたダイワスカーレットが立ち上がり
プン…という音と共に加速するがそれはトレーナーも同じだった
空になったスナック菓子の袋が、テーブルが舞い上がり
空気を打つ音と共に壁に何かがぶつかり、クッションが爆ぜ綿が飛び出す
ずっと綺麗でいるのかもしれない
胸の奥が急速にくすぐったくなっていくのを感じながらニヤリと笑う
それに微笑み返しトレーナーがスカーレットの側に近づく
「他にも、してる事あるだろ…?」
「え?何かしら…」
とっとっと早鐘の様に脈打ちだした胸を抑える彼女の手をそっと握り
トレーナーはその指先についたものを凝視する
「不法侵入。夜更かし、夜食。盗み食い…
こんな時間にスナック菓子をパクパクモンスターしやがって…」
「チ…ィッ!」
バッ、と彼の手を振り解いたダイワスカーレットが立ち上がり
プン…という音と共に加速するがそれはトレーナーも同じだった
空になったスナック菓子の袋が、テーブルが舞い上がり
空気を打つ音と共に壁に何かがぶつかり、クッションが爆ぜ綿が飛び出す
4: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)02:30:14
「捕まえた…もう逃がさんぞスカーレット」
「離しなさいよ…!」
次に二人が姿を現した時には
ダイワスカーレットはそのまま背後からトレーナーに両手ごと抱きしめられ
必死にもがくもののその拘束を解く事はできないでいた
「これ以上やってみなさい…間違いなくアタシは…興奮する!」
「させるかっ…!」
そしてトレーナーは螺旋を描きながらそのまま飛翔する
錐揉み回転により貫通力を上げたトレーナーとウマ娘はそのまま天井を穿ち
やがてトレーナー寮の上空へと出ると同じ様な光景はあちこちで発生していた
まるで画竜点睛で絵画から飛翔する龍の様に
メジロマックイーンが、ナイスネイチャが、サトノダイヤモンドが
アストンマーチャンが、ダイイチルビーが、ヴィブロスが、シュヴァルグランが
トレーナーローリングアタックを受け次々に空へと上がると
「離しなさいよ…!」
次に二人が姿を現した時には
ダイワスカーレットはそのまま背後からトレーナーに両手ごと抱きしめられ
必死にもがくもののその拘束を解く事はできないでいた
「これ以上やってみなさい…間違いなくアタシは…興奮する!」
「させるかっ…!」
そしてトレーナーは螺旋を描きながらそのまま飛翔する
錐揉み回転により貫通力を上げたトレーナーとウマ娘はそのまま天井を穿ち
やがてトレーナー寮の上空へと出ると同じ様な光景はあちこちで発生していた
まるで画竜点睛で絵画から飛翔する龍の様に
メジロマックイーンが、ナイスネイチャが、サトノダイヤモンドが
アストンマーチャンが、ダイイチルビーが、ヴィブロスが、シュヴァルグランが
トレーナーローリングアタックを受け次々に空へと上がると
5: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)02:30:49
そのままの勢いでトレーナーに投擲されウマ娘寮目掛けて落下していく
深夜のウマ娘流星群
窓を、或いは天井を粉砕し
ベッドへと落下し頭から胴体までめり込んだ後は
そのまま夢の中。明日を迎えるばかりである
深夜のウマ娘流星群
窓を、或いは天井を粉砕し
ベッドへと落下し頭から胴体までめり込んだ後は
そのまま夢の中。明日を迎えるばかりである
6: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)02:37:15
また空からウマ娘が降ってきてる…
7: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)02:56:33
なぜこの世界はダスカを基点に呼応して興奮しだすのか
8: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)02:58:47
くにおくんの準備は万端のようだな…
9: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)03:09:03
(ルビーはダイワスカーレットに悪い方向に感化され過ぎているのかもしれない…)
10: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)04:43:58
綺麗な花火やなあ
11: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)05:13:15
美しいイチャつきからスムーズに移行するDBばりの戦闘シーン
12: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)05:43:27
させるかっ…!じゃねえのよ
13: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)05:58:47
寮は何度破壊されるんだろうな
14: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)06:33:39
戦闘強度はNARUTOくらいか
15: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)06:38:31
なんで飯綱落とし食らってるんで?
17: 名無しさん(仮) 2024/01/30(火)08:20:06
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