1: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:07:50
今トレセン学園でまことしやかに噂されているある風説……遺伝子的に相性のいい異性の体臭はいい匂いに感じるという、それ。
どこの誰が噂の発生源かは知らないがトレセン学園のような女子校においてはとても…そうとてもとても刺激的な内容であった。…それこそ真偽はどうあれ、だ。
どこの誰が噂の発生源かは知らないがトレセン学園のような女子校においてはとても…そうとてもとても刺激的な内容であった。…それこそ真偽はどうあれ、だ。
「……どうなってんだかね。」
「ん?何かあったの?」
「や、何でもない。準備できた?」
「え、うん。できてるよ。」
トレーナーへと配られた資料──資料と言うにはあまりにもあまりな内容のプリントを見ているといつの間にやら入室してきた担当のメジロパーマーに質問されるがはぐらかしてトレーニングへ向かう。
2: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:08:08
いつものように小道具を鞄に詰めながら過ぎったプリントの中身。遺伝子が云々なんて思春期には劇物な噂。
(……まあみんな年頃だしなぁ……。)
そんな評価は多分事態を軽く見ているからで
(……まあみんな年頃だしなぁ……。)
そんな評価は多分事態を軽く見ているからで
「ねぇ…!どうだった?私は──」
「うんうん!こっちは──」
「いいなぁ──」
「嬉しい──」
すれ違う会話を敢えて聞かないようにしている証拠なのだろうか。
3: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:08:36
そうしてトレーニング用のコースへ出ていつものようにトレーニングを終わらせ
「じゃあまた明日。」
「うん、トレーナーもね。……ぁ。」
「ん?何かあった?」
「……ううん!大丈夫!……じゃあね!」
トラックから背を向けて歩き出すパーマーを見送った後に歩きだす。
別れて一人トレーナー室へ戻り荷物を纏めているとタオルが無いことに気が付く。
(……あー。)
おそらく外ラチに掛けたままだったのだろうか
「……帰り際に取りに行くかぁ。」
抜けている自分を少し恨めしく思うのだった。
「じゃあまた明日。」
「うん、トレーナーもね。……ぁ。」
「ん?何かあった?」
「……ううん!大丈夫!……じゃあね!」
トラックから背を向けて歩き出すパーマーを見送った後に歩きだす。
別れて一人トレーナー室へ戻り荷物を纏めているとタオルが無いことに気が付く。
(……あー。)
おそらく外ラチに掛けたままだったのだろうか
「……帰り際に取りに行くかぁ。」
抜けている自分を少し恨めしく思うのだった。
4: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:09:21
「……あれ?パマちんのトレちんじゃーん!」
「お、ヘリオスか。今日も元気だな。」
「っしょー!あ!そういえばそこにあったタオル持ってってたよー!洗わないとーとかいってたし!」
「あ、そうなのか?」
どうやら気の利く担当が持って帰っていたらしい。
「気付いたなら言ってくれれば良かったのに。」
少しぼやくと尾花栗毛を揺らしながらゴールドシチーが寄ってくる。
「……え、アンタまじで言ってる?」
「……なにか不味いことでも?」
「……っ!何でもない!」
……どうやらあまり踏み込んではいけない内容だったらしくプンスカと擬音を立てているのが見えるように歩き去っていく。
「……今の子達はわからん。」
それを見て、そうつぶやくことしかできなかった。
「お、ヘリオスか。今日も元気だな。」
「っしょー!あ!そういえばそこにあったタオル持ってってたよー!洗わないとーとかいってたし!」
「あ、そうなのか?」
どうやら気の利く担当が持って帰っていたらしい。
「気付いたなら言ってくれれば良かったのに。」
少しぼやくと尾花栗毛を揺らしながらゴールドシチーが寄ってくる。
「……え、アンタまじで言ってる?」
「……なにか不味いことでも?」
「……っ!何でもない!」
……どうやらあまり踏み込んではいけない内容だったらしくプンスカと擬音を立てているのが見えるように歩き去っていく。
「……今の子達はわからん。」
それを見て、そうつぶやくことしかできなかった。
5: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:10:27
翌日、トレーナー室へ行くとタオルが畳んで置いてあり──
「……?」
なんだか普段とは違う匂いがしたのだった。
なんだろうか、そう考えて居ると
「あ、居た居た!」
パーマーが入室してくる。
「置いとくだけだとさ、なんかまずいかな〜とか思っちゃって……」
何やら言い訳がましく言葉を連ねるパーマーから漂うそれ。
それで違和感に合点が行く。入室してきた時に流れ込んきた匂い、それは薄っすらと部屋に漂っていた匂いで──
「パーマーの匂い、だったか。」
「………へ?………え?」
「……あ、いや、すまん。そういう意味じゃなくて……。そう!あれだよあれ!」
目を白黒させるパーマーに釈明しなければ、と思いつい頭に浮かんだ言葉を出してしまう
「いい匂いだなって!パーマーの匂い!」
「……?」
なんだか普段とは違う匂いがしたのだった。
なんだろうか、そう考えて居ると
「あ、居た居た!」
パーマーが入室してくる。
「置いとくだけだとさ、なんかまずいかな〜とか思っちゃって……」
何やら言い訳がましく言葉を連ねるパーマーから漂うそれ。
それで違和感に合点が行く。入室してきた時に流れ込んきた匂い、それは薄っすらと部屋に漂っていた匂いで──
「パーマーの匂い、だったか。」
「………へ?………え?」
「……あ、いや、すまん。そういう意味じゃなくて……。そう!あれだよあれ!」
目を白黒させるパーマーに釈明しなければ、と思いつい頭に浮かんだ言葉を出してしまう
「いい匂いだなって!パーマーの匂い!」
6: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:10:38
顔を真っ赤にしたパーマーとつい昨日配られたプリントの内容がフラッシュバックしたのはほぼ同時のことだった。
7: s 2022/11/09(水)00:11:39
トレタオル吸いで我慢しようとするパーマー対うっかり口に出してしまったトレーナー
ファイッ!
ファイッ!
14: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)01:23:49
>>5
>「いい匂いだなって!パーマーの匂い!」
メジロパーマー爆発!
>「いい匂いだなって!パーマーの匂い!」
メジロパーマー爆発!
8: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:16:06
そうそうこういうの
こういうのがほしかったんだよ!
こういうのがほしかったんだよ!
9: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:24:36
ゲノハラ多いな…
10: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:32:06
今日見た中で一番健全なゲノハラコンビだな…
12: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:48:05
>>10
健全なゲノハラって言葉が矛盾してない?
健全なゲノハラって言葉が矛盾してない?
11: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)00:46:52
良いぞもっと口に出してもっとわたわたした状況になれ!
13: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)01:14:54
パーマーが反応する前フリと見せかけてトレーナーが反応するのはうまいな
15: 名無しさん(仮) 2022/11/09(水)01:46:16
ん〜好き