1: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:26:38
それは掛かり気味というより勇み足というものであろう
ダイワスカーレットのトレーナーの目前
そこには先刻まであったお菓子と同質量のカボチャが鎮座していた
当然担当ウマ娘が持参し、そして置いていったものである
なんでもジャックオーランタンを造ろうとしていたらしいが
一般的な黄色い見た目のそれは専用の品種であり
かつ食用では無い事を彼女が知ったのはスーパーで購入した後の事であった
溜息をつく。が、それだけでカボチャは消滅したりしない
ならば取るべき手段は一つしかなかった
天ぷら粉を用意し、そしてカボチャを切ると種とワタを丁寧に取り除く
軽くレンジで加熱してから切りやすくなったものを食べやすい大きさへ
調理の準備が整え外へ出ると既にトレーナー寮の外には同僚たちが居た
「なんだダストレ。お前の所もか」
「ああ…何であいつらいつもああなんだ?」
ダイワスカーレットのトレーナーの目前
そこには先刻まであったお菓子と同質量のカボチャが鎮座していた
当然担当ウマ娘が持参し、そして置いていったものである
なんでもジャックオーランタンを造ろうとしていたらしいが
一般的な黄色い見た目のそれは専用の品種であり
かつ食用では無い事を彼女が知ったのはスーパーで購入した後の事であった
溜息をつく。が、それだけでカボチャは消滅したりしない
ならば取るべき手段は一つしかなかった
天ぷら粉を用意し、そしてカボチャを切ると種とワタを丁寧に取り除く
軽くレンジで加熱してから切りやすくなったものを食べやすい大きさへ
調理の準備が整え外へ出ると既にトレーナー寮の外には同僚たちが居た
「なんだダストレ。お前の所もか」
「ああ…何であいつらいつもああなんだ?」
2: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:26:50
愚痴りながらもメスティンに入れて熱した油へカボチャを投入していく
やがてきつね色に揚がった天麩羅を各々塩や醤油をつけ
持参した酒類の缶をぶつけ合う
「「乾杯!」」
そして一気に……呷る
秋の冷気と揚げたてのカボチャの熱気が作用し合い彼等の臓腑を満たす
「けどこうなってくると飯が食いたくなるんだよな…」
「何だお前カボチャの天麩羅でご飯行ける口か?」
「何だと」
「まあまあそこまでにしとけよ。丁度炊けたんだ…ほれ見ろ」
沈黙していたタイトレが皆の前で釜を開き炊き込みご飯を披露する
醤油の香る秋の味覚の入った蒸気の前で無益な争いは発生しない
代わりにただ口を閉じ、自らのお茶碗を差し出すのみである
やがてきつね色に揚がった天麩羅を各々塩や醤油をつけ
持参した酒類の缶をぶつけ合う
「「乾杯!」」
そして一気に……呷る
秋の冷気と揚げたてのカボチャの熱気が作用し合い彼等の臓腑を満たす
「けどこうなってくると飯が食いたくなるんだよな…」
「何だお前カボチャの天麩羅でご飯行ける口か?」
「何だと」
「まあまあそこまでにしとけよ。丁度炊けたんだ…ほれ見ろ」
沈黙していたタイトレが皆の前で釜を開き炊き込みご飯を披露する
醤油の香る秋の味覚の入った蒸気の前で無益な争いは発生しない
代わりにただ口を閉じ、自らのお茶碗を差し出すのみである
3: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:27:06
「何をやっているんですか貴方方は…」
「理事長代理!」
サキュバスの格好をして現れた樫本理事長代理
その手にはタッパーに入ったカボチャの煮つけが山盛りになっていた
「チームファーストの皆がカボチャを大量にくれたので…いかがですか」
「当然いただきます!」
「理子ちゃんもほら天麩羅どうですか?」
「お、丁度いい所にいるなお前ら」
「フクトレ!」
更にトレーナーの輪にマチカネフクキタルのトレーナーが加わる
その手にはハロウィンの仮装に紛れていた幽霊が数匹握られていた
「一人で処理するには多いと思ってた所なんだ…ちょっと待っててくれ」
フクトレは手早く幽霊を大人しくさせる為三角巾をもぎ取り皮を剥ぐと
硬直した幽霊を手早く捌き一口大にすると天ぷら粉を塗し油へ投入する
怨念の悲鳴が聞こえなくなった頃には食べ頃である
「理事長代理!」
サキュバスの格好をして現れた樫本理事長代理
その手にはタッパーに入ったカボチャの煮つけが山盛りになっていた
「チームファーストの皆がカボチャを大量にくれたので…いかがですか」
「当然いただきます!」
「理子ちゃんもほら天麩羅どうですか?」
「お、丁度いい所にいるなお前ら」
「フクトレ!」
更にトレーナーの輪にマチカネフクキタルのトレーナーが加わる
その手にはハロウィンの仮装に紛れていた幽霊が数匹握られていた
「一人で処理するには多いと思ってた所なんだ…ちょっと待っててくれ」
フクトレは手早く幽霊を大人しくさせる為三角巾をもぎ取り皮を剥ぐと
硬直した幽霊を手早く捌き一口大にすると天ぷら粉を塗し油へ投入する
怨念の悲鳴が聞こえなくなった頃には食べ頃である
4: オワリ 2022/10/31(月)19:27:16
「良し。後は清めの塩をかけて食べてみてくれ」
「へぇ…初めて食ったけど殆どとり天だな」
「ああ。新鮮だから尚更美味いだろ?」
やがて宴もたけなわとなり理事長代理の格好は指摘される事の無いまま
ほろ酔いのトレーナー達は各々の部屋へと戻って行った
「へぇ…初めて食ったけど殆どとり天だな」
「ああ。新鮮だから尚更美味いだろ?」
やがて宴もたけなわとなり理事長代理の格好は指摘される事の無いまま
ほろ酔いのトレーナー達は各々の部屋へと戻って行った
神無月が終わればいよいよ霜月。今年も後二か月を数えるばかり
元より祈る神は居ない。研鑽のぶつかり合う冬のレースは間近である。
8: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:32:30
>>3
>サキュバスの格好をして現れた樫本理事長代理
いきなり出てくるには字面が強すぎる
>サキュバスの格好をして現れた樫本理事長代理
いきなり出てくるには字面が強すぎる
10: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:36:35
>>3
>フクトレは手早く幽霊を大人しくさせる為三角巾をもぎ取り皮を剥ぐと
硬直した幽霊を手早く捌き一口大にすると天ぷら粉を塗し油へ投入する
怨念の悲鳴が聞こえなくなった頃には食べ頃である
それ本当に食って大丈夫なやつ?
>フクトレは手早く幽霊を大人しくさせる為三角巾をもぎ取り皮を剥ぐと
硬直した幽霊を手早く捌き一口大にすると天ぷら粉を塗し油へ投入する
怨念の悲鳴が聞こえなくなった頃には食べ頃である
それ本当に食って大丈夫なやつ?
20: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:54:55
>>3
ああ化けの皮…
ああ化けの皮…
6: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:30:41
間違ってメガネまで天ぷらにしないようにしないとな
7: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:31:45
ツッコミどころが多すぎる
11: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:37:36
水木しげる作品以外で幽霊の天ぷら初めて見た
13: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:39:45
サキュバス理子ちゃん見ても平然としてる男達
虫歯菌みたいなのかな…
虫歯菌みたいなのかな…
14: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:40:09
>>13
ルッキャさんのあれだと確かに大分健全だな…
ルッキャさんのあれだと確かに大分健全だな…
21: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:59:14
>>13
リコちゃんも胸も薄い死ねぇ…
リコちゃんも胸も薄い死ねぇ…
28: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)20:15:21
>>21
なんてひどいことを言うんだ
なんてひどいことを言うんだ
15: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:40:53
サキュバス出てきても危険な香りはしなかったのに
フクトレが妖怪さばき出したあたりで画風が完全に水木漫画になったぞ
フクトレが妖怪さばき出したあたりで画風が完全に水木漫画になったぞ
16: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:41:51
サキュバスの格好は指摘しなくてもいいけど
単に寒そうだから一言言ったってくれんか…
単に寒そうだから一言言ったってくれんか…
17: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:42:50
このメンツだと向こうから呼ばれても弾けるのばっかりだから別にいいが…
18: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:45:52
人魂の天ぷらは鬼太郎で見たら一度は食べてみたいよね
24: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)20:07:29
>>18
モガー
モガー
19: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)19:47:49
個人的には絵本のおばけのてんぷらのイメージが
23: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)20:06:31
おばけのてんぷらもかぼちゃのテンプラしてたな…
25: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)20:08:34
おそらくは一人だけ妙な格好して指摘されないってアウェー感酷すぎる
27: 名無しさん(仮) 2022/10/31(月)20:10:19
>>25
だってトレセン学園だぞ
だってトレセン学園だぞ